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いま必要なこと

東洋医学の一番の強みは「全体を診る」ことだと思っています。ここでの[全体」とは肉体はもちろん精神的なことも含めてます。心も体もどちらも大事でどちらも健康でなければきちんと治らないと思っていますしまたその治療が可能だと思っています。

東洋医学ではまだ解明されていないことが多々あります。日本においての鍼灸師とは専門の学校で一定の医学の知識と実技を学んだあと国家試験を経て合格ののちそれぞれ「鍼師」と「灸師」の免許を交付されます。また1979年にはWHO(世界保健機関)が43の疾患について鍼灸治療が適応であると発表してます。

東洋医学にとって重要な経穴(ツボ)は近年医学の進歩で大分わかってきた経穴もありますが全てではありません。現在は361穴が主流ですが350穴、365穴ととらえる方もいらっしゃいますし奇経から発する経穴、例えば耳の経穴や足の裏の経穴などを含むと千とも二千とも言われています。余談ですが2009年に経穴の世界標準部位を決めるため日中韓の識者が集まりその結果私が学んだときとは位置が多少ずれた経穴も出てきました。もし皆さんが経穴の本を手に取ったときその本の出版時期によっては経穴の位置が今とは違うかも知れませんが気にすることはないと思います。気にするのは我々プロだけで良いと思ってますので。

話を元に戻しますがこの医学的(科学的)に分かっていなかったこと。これがずっとネックでした。科学で解明されていなかったのでお医者さんの中には全く信用してくれない方も多々いました。そんな折まずは1967年に4種類の漢方薬が健康保険適用に。その後1976年には他の漢方薬も健康保険適用となり一気に拡大されました。健康保険適用ということは国が認めたということです。が、まだまだ東洋医学が全般的に浸透したとは言い難い時代だったと思います。

しかし昭和、平成、令和となり随分と東洋医学も認知度が上がってきてると思われます。NHKをはじめとする各局のテレビ番組や雑誌やネットなどのおかげも相まって。


ここからが本題。

東洋医学の認知度が今より低い時代、ずっと「西洋医学」VS「東洋医学」でした。患者さんはもちろん様々なマスメディアも。そしてお医者さんだけではなくこともあろうか東洋医学者たちも西洋医学を敵対視してました。違うんです。敵対する必要は全くないんです。お互い治療に得手不得手があるんです。それぞれ長所短所を持っているだけなんです。それを十分に理解していけば自ずと分かってくるはずです。どうぞ皆さんも上手に活用して下さい。

私は患者さんにずっと言ってきましたしこれからも言い続けます。

西洋医学、東洋医学。良い悪いじゃない。どちらも大事です。

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