西洋医学と東洋医学
現代の医学は西洋医学が中心です。これは科学(医学)の進歩として今現在もその歩みを着々と重ね進んでいます。器具の発達によって見えざる病気が明らかになったりまたそれらを治癒していくための機材や薬などもどんどん開発されて。一昔前なら不治の病だった病気も現代医療では寛解できるなど素晴らしい発展の恩恵を我々は受けています。そして西洋医学の最も得意とする分野がそれらを駆使しての外科治療。現代社会はそんな素晴らしい西洋医学を中心として我々も日々暮らしています。
しかしこの西洋医学にも残念ながら弱点があります。病気を調べるに当たって細分化してしまった事や数字にこだわってしまう事など。まるで「木を見て森を見ず」な状態。いくら疼痛を訴えても検査して数字が正常値なら「異常ありません」で終わってしまう。
この西洋医学の不得意とする分野を得意としているのが東洋医学です。数字には表れないけど具合が悪い状態のことを東洋医学では「未病」と表現します。これは読んで字の如く「未(いまだ)病(やまい)にはいたらず」という意味です。つまり今はまだ病気ではない。でも本人が不調を訴えている以上未病という病気ととらえ何が原因かを突き止め治療をするということを得意としてるのが東洋医学なのです。